独立行政法人 労働者健康安全機構 秋田労災病院

秋田労災病院通信

秋田労災病院通信 No.167 平成29年12月発行

採血管について

 

 中央検査部 兎澤真澄
   

 採血をされる時、採血管のキャップの色が一つ一つ違っていることは皆さんご存知だと思います。採血管には様々な種類があり検査する項目によって使用する採血管が決められています。今回は一部の採血管の種類について、そして採血や採血管に関するちょっとした疑問についてお話しようと思います。

 

 

 

②必要検体

全ての成分が含まれている血液を全血。その全血から血球成分(赤血球、白血球、血小板)を取り除いたものを血漿。その血漿から凝固因子(止血に関わる物質)を取り除いたものを血清といい、検査項目によって必要な検体が異なります。

 

 

 

③疑問

Q.1回の採血量はどれくらい?・・検査項目によって異なりますが、4~5本の採血管で採血しても少量(20ml程度)です。

Q.1本で全ての検査は出来ないの?・・②で説明したように項目によって必要な検体が異なります。時間や温度によって値が変わる項目があるため、様々な種類の採血管を使用しています。

Q.採血管の中の白い粉や液体は何?・・検査目的によって種類は異なりますが血液が固まるのを防ぐ薬剤で、抗凝固剤と言います。検査の一部には血液が身体の中を流れている状態に保つことが必要な場合があり、その時に用いるのが抗凝固剤入りの採血管になります。

 

今回説明した採血管はほんの一部で、これ以外にもたくさん種類があります。採血は苦手だという方は多いと思いますが、今回説明した内容を参考にしていただければ少しは気がまぎれるかもしれません。