独立行政法人 労働者健康安全機構 秋田労災病院

部門紹介

MRI

【医療機関向け】
3.0テスラMRI/CT共同利用特設ページ


MRI検査
MRI(磁気共鳴画像診断装置)MRI
(磁気共鳴画像診断装置)

MRIとはMagnetic Resonance Imaging(核磁気共鳴画像)の略で強力な磁気と電波を利用してあらゆる方向から画像を作成し観察する検査です。放射線を使用していないので被ばくの心配はありません。


当院では令和6年4月より、シーメンス社製最新型 3.0T(テスラ)-MRI 装置 Lumina が稼働しています。
現在(令和6年7月)3.0T-MRI装置は秋田県北地域初の導入となります。
3.0T-MRI装置は1.5T-MRI装置に比べ、理論的に信号の強さが約4倍となるため鮮明かつ高画質な画像を撮像できます。さらにこの装置は最新AI技術(DeepResolve)を搭載しており、AIによる深部学習機能により従来の3.0T-MRI装置よりもあらゆる部位に対し次元の違う鮮明かつ高画質な画像が撮像可能となりました。


また、画像の厚みも従来の3~5mm 厚の画像から、更新後1~2mm の薄いスライスに変更しています。薄いスライスで高精細な画像は、当院の強みである整形外科領域において非常に有用な画像情報となっています。小さな椎間板ヘルニア・半月板損傷・腱板断裂や小さな関節評価(顎関節・指等)はもちろんのこと、全脊椎・上/下半身等の広範囲な部位まで詳細な画像が提供できます。脳外科領域の脳・神経・血管の評価や泌尿器科領域での前立腺癌評価においても、小さな病変の段階から、より高精度・高感度で描出できるため、早期発見・早期治療へ大きな手助けとなることが期待されます。さらに MRI 装置を利用した新しい全身がん検診技術DWIBS(ドゥイブス)と呼ばれる撮像が可能となるため、全身のがん検索についても安価で簡単に行うことができます。


しかしながら装置が新しくなったからといってすべての方が検査できるわけではありません。従来同様に体内に心臓ペースメーカーなどの機器が埋め込まれている方や、脳動脈瘤クリップや体内に金属のある方で材質のわからない方は検査が受けられない場合があります。その為、検査を始める前に詳しく問診させていただいております。


MRI写真撮影


MRI写真撮影